営業アシスタントからキャリアを重ね、国内・海外の業務部統括責任者、そして女性初の執行役員に就任し、現場社員の活躍をサポートしている。仕事での実績のみならず、社内で初めて産休・育休制度を確立させ、自身も取得した後に職場復帰を果たすなど、女性社員の働き方改革を実現してきた彼女への信頼は厚い。ますますの発展を遂げていくKamogawaにおいて「自身だからできる仕事」を、これからも実現していく。
2000年に入社した私は、一般職として業務部に配属されました。営業アシスタントとして働いていたので、仕事は文字通り営業さんのサポート。 基本的には営業さんを陰ながら支えることが必要不可欠で大事なのですが、社員を代表して企画をしたり、提案をしたりするような仕事があると、たとえ営業アシスタントの仕事の範囲でなくとも「会社のためになるならいいじゃん!」と、積極的に手を上げていました。 実は私は、もともとが営業志望。好奇心の強い性格もあってか、立場にとらわれず仕事に取り組んでいたのです。 そのような姿勢と成果が会社に認められたのか、1年後には採用や新人指導も担当。またその半年後には業務リーダーに昇格しました。自分の頑張りを会社が評価してくれて、とても嬉しかったことを記憶しています。
当時の女性のキャリアといえば、結婚を機に退職する方がほとんど。私のように「結婚、出産しても仕事をしたい」と考える女性は少数派でした。 しかも当時は、特に中小企業はそのような制度が整っていない時代です。Kamogawaにおいても、取得者がいなかったこともあり、産休・育休制度はあってないようなものでした。 最低限の現行制度を前にどうしたものかと考え込んでいたとき、先輩社員から「諦めるのではなく、自分はどうしたいのか。会社に想いを伝えてみてはどうか」と、アドバイスをもらいました。そこで「子どもが1歳になるまではそばにいたい」と、1年間の産休・育休を社長に打診。すると、なんとOKが! 一見難しく見えても、行動することで会社の制度も変えられることがあると、このとき強く感じました。
後輩から「会社のルールではこうなっていて……」と、相談を受けることがありますが、そんなときは「あなたはどう思うの?」と聞き返します。行動すれば受け止めてくれる文化があるのに、何もしないのはもったいないと思うのです。 例えば「マイホリデー制度」も、現場の社員が行動して生まれたもののひとつ。これは最大で5連休を、好きなタイミングで年に一度取得できる人事制度。「今以上に休暇を取りやすい環境を」と、社員が発案し、社長に進言することで新たに生まれました。 現在は働き方改革が話題となっていますが、働きやすい職場をつくれるかどうかはすべて自分次第。”HOW FUN!”や「そんなとこまで考える」という社風の通り、前向きにチャレンジしていく仲間とともに、これからのKamogawaをつくっていきたいです。
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